学校では教えてくれない裏の価値観

日常に根ざした事柄を追求して、はっきりといわせてもらいます。

無理やり入眠を強要された幼少期

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「寝る子は育つ」
なんかよくわからんが、世の中にはこういう言葉がある。
確かに、よく寝ることは悪いことではないかもしれないし、科学的にもどーたらこーたら良いことがあるのかもしれない。
…しかし今更ながらに気付いたんだ。
どこでも幼稚園ではお昼に睡眠することを強制しているかと思うが、あれは大人にとっての休憩時間だったんだね。
そりゃ、子供ってのは一時も目が離せないくらいに手間のかかる連中だ。それが何人も居て、全ての面倒と責任を負わなくてはいけないのは凄く大変だろう。
だからこそ「お昼休憩だけは頼むからお前ら寝てくれ!」って気持ちにもなるんだろうね。

ただ、寝かされる側の意見としては、はっきり言って眠たくないのに眠ることを強要された幼少期はとてもストレスだった。
じっとなんかしていられないし、もっと遊びたいのに、寝ろと言われて寝るしかない。しかし、眠くない。となると、寝たフリをしなくてはいけない。
そう、これは自らの意思で自分に金縛りをかけるのと一緒である。
意識は冴えているのに、動くなと言われて、30分くらいじっとしているのは結構な苦痛であって、嫌な思い出だ。
ちなみに寝たフリをしなくてはいけない状況は、幼稚園だけではなく、自宅にも存在した。
そう、夜遅くてもう寝ないと怒られる状況である。
もちろん、寝たフリを行うのだが、相変わらずこれも苦痛でね。どうすりゃいいのかさっぱりわからないし、いっそのこと寝てしまいたいんだか、眠れない!寝たフリだから、あまり動けない。
だから気持ち的には「布団をふっとばして」飛び上がりたい位でした。

そう考えると、大人は自由が沢山あるね。
子供の方が自由だという意見があるが、教育に厳しい?家庭によってはそうと思えない部分が多い。
朝早く起こされて、朝7時から昼3時過ぎまで学校に居て、夕方まで塾に行く。そして、夕飯の後は宿題をして少しの自由時間の後に睡眠時間の到来。
家庭によっては、これから両親のパコパコタイムなので起きてはいけないのはもちろんの事だろう。
うーん、自由があるとは思えない。

教育に厳しいって、本当に都合のいい言葉だね。自分の思い通りに子供を操りたい大人にとって、自分の行動を肯定するための最高のセリフだね。「お前のためを思って」なんて言えば、押し付けも正当化できてしまうんだから。
子供心にも、腑に落ちないが怒られるのは凄くストレスだろうし、言うことを聞くしかないので、大変だっただろう。
学校からも、親からも、やるべき事を強要され、自分のやりたい事は少しもできない。当然、親は本当にあなたにとって必要だからと思って強要してくるのだとは思うが(深く考えずに)ほとんどの場合は「独善的」な視点から判断を下しているに過ぎない。
本来であれば、我が子の性格を考慮して、何が必要で何が必要ないかを、あくまで子供の立場になって考えないといけないはずだ。子供には模範的で画一的な教育をすれば必ずいいはずなんだと、まともに育つはずなんだと、信じてしまっているのか?

この国は、教育意識が高いだとか言われているかもしれないが、それは幻だ。
連中の考える教育観というものに大した哲学なんぞはない。
多くの場合、自分の親が自分に対して行った教育を自分の子供にまた繰り返せばいいのだと思っているんだろう。
子供は本当に楽しく幼少期を過ごせているだろうか?
幼少期という多感な時期に、親の独善で一方的に子供を抑えつけ、教えるのはやってはいけない事のみで、なぜいけないのか理由は語らず…。これでは個性を失うのも仕方ないと言える。
子は親を選べないし、子は教師を選べない。
だから、人によっては辛い辛い幼少期を送っていたりもするし、心が湧き踊るような幼少期を送ったものもいる。
これらは、確実に子供の人生を左右する問題点だ。

そういうわけだから、俺は個人的には教育や人の心に関心を抱かない人は好きじゃない。
そういう人は大抵、優しさを勘違いしている。ただの独善を行っているに過ぎない。はっきり言えば、思慮不足。
だからね、こういう事を考えている自分はこう見えても「情に厚い」と思う。
人の頑張る姿にどうしても心を打たれてしまうんだから(笑)
そして、だからこそ、自分の心や人の心のことをよく考えてしまう。あくまで冷静に判断することを心がけますがね。

え、情に厚いとは思えない?
そう言われるとそうかもしれません(笑)
そこまで自信はナイチンゲール