学校では教えてくれない裏の価値観

日常に根ざした事柄を追求して、はっきりといわせてもらいます。

昭和の偉人から学ぶ、経営者の理想を考える。

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なぜ昭和には、沢山の偉人が居るのだろうか。

頑固者、仕事一筋、親分肌、情熱、一心不乱、仲間思い。
戦中の日本には、どんな思想があったのだろうか。時代背景による民意はどのようなものだったのだろうか。
そして、現代の若者からカリスマ性を持つ偉人を輩出するにはどのような教育が必要となるのだろうか。
昭和と現代の、文化や教育などの違いを考察してみる。


戦後昭和の雰囲気を思い浮かべる。

とにかく働き盛りの若い人が多い時代。
あらゆる人間が手を取り合って困難に立ち向かっていた。

大規模な公共事業やテレビという娯楽の普及、新しい音楽が沢山輸入され、民衆の生活は一気に変わった。
沢山の文化が日本全体に急激に広がっていき、戦争の特需で景気は大きく回復し、消費は高まり、生真面目な日本人の製品は海外で高く評価され、敗戦国にも関わらず高度経済成長を経て、世界の大国へと舞い戻った。

景気は常に右肩上がり、将来の心配も少なく、沢山の労働力があぶれる事なく求められる時代。
国民は次々と子供を産んでどんどん育てた。そして戦後ベビーブームからの団塊の世代の誕生だ。
この時代の子供は同級生が相当沢山いたことだろう。どんな場所でも子供が多いと確かに社会は明るくなる。
子供側としても、同級生が多いとその分だけ沢山の子供社会も沢山生まれ、幼い頃から組織作りに長けた子供もよく育つ。
子供が多ければそれだけ沢山の個性も増える。互いが大きく影響しあえる。
子供が引き起こす沢山のドラマもあちらこちらでてんこ盛りだから毎日が劇的だったのかもしれない。

そして、地方からの大勢の若者が集団就職、都会は大勢の人で溢れかえった。
やはり沢山の人が集まる場所には、沢山の人間ドラマが生まれる。
沢山の悲劇もあっただろうし、沢山の成功もあっただろう。
沢山の人が使命感に燃えて、仕事に命をかけていた時代でもある。
とにかく、この頃の都会は凄い世界を築いていた。
(その熱狂的な過去の都会に、僕も旅行として行ってみたいのだが、過去というものにはどうしても旅行に行けないようなのでこればかりは諦めるしかない)



昭和の会社にあった家族的な結束は現代の会社でも再現が可能なのか?

とにかく、昭和という時代の条件を現代風に再現出来れば、出来次第で我々もドラマのような劇的な日々を過ごせるようになるのかもしれないと言うことです。
人の数はどうしようもありませんが、それ以外の工夫で多少よくはなるかもしれません。
ただし、優れた経営者は教祖、家族的結束の会社はカルト宗教団体のようなものです。
人の心を理解した太っ腹なブラック企業であるとも言えます。(それはブラックじゃない?)
それをあえて理解した上で、求めたければ求めましょう。

昭和の偉人の一人、松下幸之助曰く、人間観察こそ、幸福に生きるために必要な事柄。
これを意識して日々を過ごせば、きっと良い方法が見つかるはずです。