人の可能性は無限大?
僕はまだ父親ではないし、父親になる甲斐性もあるかわからない人間なので、親の気持ちはわかりません。これはあくまでこの社会を客観的に見た上での個人的考えではありますが、この世に新たに誕生してきた赤ちゃんの未来を想像しても、明るいイメージは浮かばないんです。
皆さんも心当たりありますよね?生きてて良いこともそりゃあありますが、大変なことばっかりじゃないですか。
だからこそ何言ってんの?って思うワードが今回のお題。
皆さんも、きっとこれまでに目にしたり耳にしたりする事があるであろう「人の可能性は無限大」というワード。
これって超ポジティブだと思いませんか??
大人も軽い気持ちで、子供にサンタクロースの存在を信じ込ませるのと同じようなノリで、「君の可能性は無限大だよ!頑張ればどんな夢も叶えられる!!」と迂闊に口にして、子供を良い気分にさせてしまったりしますが、冗談が通用する年齢じゃありませんから、本気にしちゃう子も中には居るでしょう。
そりゃあもちろん、ごくごく稀に夢を叶えちゃう人は居ますけど、世の中のほぼ全ての人は夢叶いませんし、生まれた時から将来の可能性は限られてます。
何年後、あるいは何十年後に当時の子供から訴えられちゃいますよ。
「脇目も振らず、夢を追いかけた結果、人生を棒に振りました。賠償して下さい」
えらいこっちゃですよ?
まあでも、多分最近の子供は昔より現実を見れてる傾向があるように見えます。
努力でどうにかなる範囲ってのがわかるんでしょうね。
だからこそ、そこまで大きな夢も希望もない。
あるのは生まれてしまった以上、叶うならそれなりの平均以上の人生を送りたいと思う、ごく当たり前の望み。
もしかしたら、下手な大人より現実見えてます。
本音と建前、偽善者、見て見ぬフリ。
幼いうちに見ときましょう、社会に出てから打ちのめされちゃいますよ。
そんなこんなで、子供ですら夢を抱けず育つ現代。
その現実が今後、さらに日本人の結婚を難しくさせる。
今いる子供の、果たして何パーセントが何人の子供を産み、育てるだろう。
条件を満たしている限られた男女のみが子供を作り、条件を満たしていない男女は消えゆくのみ。
20年もすれば、あれ?と思って40年もすればどういうこっちゃ。そんな未来が見えまする。
「人の可能性は無限大??それどころか未来は人が居ねえよそもそも、アホか」
気が早いけど今のうちに言っちゃいますか。