文字は万能じゃない。
文字という文化は、人類には欠かせない大事なものだ。
しかし、どんなに上手く文字の羅列を作ろうとも、伝えられないことはある。
昔からも文章でのコミュニケーションは存在していたが、短い一言の文章ではなく、内容も報告するような調子のものであり、現在でいうSNSのような、絵文字や顔文字などの感情を表す内容は組み込まれていなかった。
しかし、現代ではプライベートな会話のほとんどはSNSで行われている。
プライベートな会話には感情を伝える必要がある時がしばしばあるが、文章では伝えられる内容にも限界がある。
文章でのコミュニケーションはリアルタイムな受け答えではないし、お互いの顔も見えないから嘘をつき易い。
だから、人はネットの時代になっても実際に会うことを必要としている。
会って、目を見て声を聞いて空気を感じて、初めて意思が伝わる。
文章は便利だが、万能じゃない。まあ、本物のペテンは全てをごまかせるらしいが…
ちなみに俺は不器用です。
多くの場合、本音しか語れません。
全く心にもないことは口にしません。
それが仇となることもあるほどにね。
SNSというものが、簡単なコミュニケーションを可能にした反面、希薄な関係を作りやすくしたのだろう。
だから今まさに必要なことは、実際に会う人々で構成される小コミュニティーだ。
これは、ビジネスの種のような気がしている。
インターネットは気の合う人も見つけられるが、日常的に会える距離から見つかるに越したことはない。
小コミュニティーが流行れば、きっと文化も盛んになるだろうに。
ただドラマは良くも悪くも増えるだろう。