学校では教えてくれない裏の価値観

日常に根ざした事柄を追求して、はっきりといわせてもらいます。

昭和と現代、どちらが良いのか?

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基本的にはどんな時代に生まれ、どんな家庭に生まれようとも、人は一切の知識を持たずにこの世に誕生する。
そして、時代や環境の影響を常に受けながら、人は成長していくものだ。だから、時代や環境は人生に大きな影響を与える。

情報化社会が進む前の、多くの人が井の中の蛙でいられた時代は多くの優れた若者が、自分より凄い奴なんて知らなかったし、夢を見てしまい沢山の伝説が生まれた。
国民のほとんどが、わからないことだらけの情報に疎い時代だったから、まだ夢が溢れていたし、国全体にも活気があった。
その時の若者は、現在ではあなた方の両親の世代だと思うが、皆それぞれ趣味なんか持っている人も多い。

何せあの時代はお金があった。
新しい建物はどんどん建ち、新しい会社はどんどん増えた。若者も将来を悲観することなく、夢を持ち続けられた。消費もとにかく盛んで、どんな業界もそこそこ賑わっていた。
地方は地方で、観光地を整備するためにお金を投じ、雇用を増やしたし、日本は全体的に裕福な暮らしができていたから凄い国だったと思う。
一億総中流とも言われたものだし。
あの時代は、あらゆる未来の形を抱いていた。
いい方向に時代が変わるのだと予感していた。

…そして、
確かに時代は変わり、今の若者は更に恵まれた環境で生きている。
様々な情報が何時でも手に入り、全国どこに居ても連絡が取り合えるシステムが浸透した。
あらゆる人間が大多数に向けて情報を発信することができるようになったし、才能のある奴が、権威に頭を下げなくても活躍できる時代になった。

しかし、一方では企業がさらなるカルト化を進め、自由な社風がポリシーの企業なんてほぼ存在しない。
つまり、才能も個性もない人はカルトに飼ってもらい、滅私奉公するしかないし、
ある人は、実力主義の弱肉強食の世界へ進んでいくしかない。
それまでの日本にあった一億総中流の時代から、貧富の差や幸福度の差が大きく開く時代へと向かい続けている。
誰かと同じように生きることで、当たり前のように幸せが手に入る時代ではなくなってしまった。(昭和にあったその考えも幻想に過ぎなかったが…)

というわけで、
今よりも情報に乏しいが、お金はある時代。夢がある時代。一億総中流の平和が保たれた昭和の時代。「右習え」をしていれば報われた時代。

そして、情報はとても身近だが、著しい貧富の差。誰かに飼われるか、弱肉強食の世界に向かうしかない現代。多くの人にとって人生に夢も希望も抱けない現代。


あなたはどちらの時代に生まれたかった?
はっきりいって僕にも答えが出せません。
まだ、わからないが、いつか答えは出るかもしれませんね。
まあ、答えを出すことが重要なのではなく、考えることが重要だと考えます。