昔と比べると、馬鹿が減った?
Windows95が、日本にも広まり始めてからは、インターネットも徐々に人々の生活へと浸透していき、今や、インターネットの世界は昔と比べると、とても広大で、このまま行けばいずれ情報的なものは、可能な限り全てがサーバーの中に収められるようになって、私たちは端末さえあれば、いつでも数多の情報にアクセスできる。それが当たり前の世の中になったのだと思うと、ああ、凄い時代を生きているんだなと思う。
こんな恵まれた時代に、日本に生まれた奇跡に感謝したい。
…とまあ、前置きはこのくらいにして、本題にはいります。
最近、生まれた時から既にインターネットが存在している若い世代に限り、馬鹿が減ったように思う。(低所得低教養親、DQN親の子は除く)
原因は雑誌なのか?テレビなのか?ネットなのか?やはり親のしつけなのか?
ちょうどインターネット世代だし、「インターネットの影響だ!」とか気の効いたこと言いたいですがね。確信できるほど材料がないので出来ません。
仮に原因がインターネットにあったとして、やはり一番大きいのは、ケータイの効果だろうと思う。
それまでの若者は学校で別れたら最後、遊ぶ約束をしていない限り、家に電話するか、次の日学校で合うくらいしか接点がない。
それでは、クラスメイト同士の交流は増えにくいだろうし、決まった友達だけの世界で成長する。
しかし現在では、メールやSNSの普及によって、自分の行動が間違っていたということに気づきやすい時代になったおかげなのか、若い世代に馬鹿が少ない。
ただ、どうも馬鹿が減った代わりに、大きな失敗もあまりないので、アホな話とかディスで話の花を咲かせる的な、そういう話題性には欠けて気がする。
だから、そんな時代だからこれからは馬鹿が映えるね?
これから先の世の中、そういう傾向で進んでいくのだと考えると、お馬鹿キャラの需要は毎年右肩上がりで、どんどん多くの人がお馬鹿キャラに転向して、そのブームが過ぎたら今度はお下品キャラが流行るかもしれない!
さあ、みんな!気づいた今がチャンスだ!先の先を見越して今のうちに下品を身につけるんだ!!
ちなみに、メールやSNSの普及によって、些細な連絡が機敏に行える時代になった反面、薄い文章のコミュニケーションばかり増えてきているので、付き合いも上辺だけになりやすい時代である。
おかげで現代では、大した思想も、中身がなくても、姿見だけよろしく見繕えば、最低限の言葉だけでみなさんそれっぽく都合のいい中身をイメージしてくれますので、お馬鹿さんはほとんど外見だけで騙されてくれます。仮にそれが男女の恋愛だったとして、付き合いが始まっても、お互い中身がない人種だったりするので、会話も少ないし、お互いの中身がないことに、お互い気づかないまま結婚してしまうかもしれない。
もちろん、そこまで気づかずに行くのなら、いっそ墓場まで気づかずに行って欲しいもん。それならめでたしめでたし、か?